2011年6月13日月曜日

エピペン講習会に参加しました。

 日本旅行医学会認定講習会・試験(2011年6月12日 発明会館・東京)内で開催された、エピペン講習会に参加しました。
なるほど!、と思った点を、メモのように残しておきます。

【使用量】
1」①体重30kg以上:0.3mg製剤、②体重15kg~30kg:0.15製剤
*体重15kg以下では「原則禁忌」となっていますが、ご家族と同意を得た上で、使用することは
許容されるでしょう。

【使用のタイミング】
H.Sampson (PEDIATRICS 2003;111:1601-1608)の食物によるアナフィラキシーの臨床重症度分類が参考になります。
マイラン製薬の方のスライドをそのまま、添付します。
Ⅲ度以上、すなわち咽頭喉頭の掻痒感や絞扼感、繰り返す嘔吐があれば適応とのことです。

【患者・ご家族への指導のポイント】
0」 太もも前外側に投与する。
1」 グーで握る。
2」 投与部位にしっかり固定してから、押さえつける。(振り下ろして投与しない。)
→押さえつけるとカチッと鳴って、同時に針と薬液が投与される。
3」 エピペンを離した時、針が出ていればOK。(1.7ml余る。)

*保存方法は、15°~30°で保存し、冷蔵庫や自動車のダッシュボードは避ける。

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